支点が動く振り子 解説2
解説2
みなさん、こんにちは!今回は前回の続きで問題の2番を解説していきます。
問題2は、ハミルトンの正準方程式を求めるものです。方程式の形を確認してから、実際に計算に入り、解いていきます。
問題を見ておきましょう。
前回では、問1のハミルトニアンを求めたところで終わっていました。
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求めたハミルトニアンは、
でしたね。
では問2からもやっていきましょう。
確認ですが、ハミルトンの正準方程式は、
でした。
今回も最初は行列の形式で計算して、最後に具体的な計算をしようと思います。
まず、から考えていきます。
ポテンシャルエネルギーはの関数になっているので
よって、
となります。
次は、を見ていきます。
この計算は少し面倒くさいですが、順を追ってやっていきましょう!
まず、第一項目ですが、についての微分はとなり簡単です。
それからについての微分は、
となり、整理して
になります。
さらに、に関してはなので、
となります。これで、準備が終わりました。
よって、
では、最後にまとめて正準方程式を書いておきましょう
本日はここまで、お疲れ様でした!次回は最後、問題3を解説していきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
問3の解説↓
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